2020.01.24
千葉店
音楽メーカーでも有名な『victor』
『victor』というロゴのマークの左隣に犬がラッパに耳を傾ける絵がついています。
その犬の絵の下には「His Master’s Voice」という英語が書かれています。
この絵のの原画は、1889年にイギリスの画家フランシス・バラウドによって画かれました。
この絵に書かれている犬「ニッパー」は非常に賢い犬で、
飼い主であるマーク・バラウド氏は非情にかわいがっていたそうです。
しかし交通事故で彼が世を去ったため、弟であるフランシス氏がニッパーをひきとり育てました。
ある日、たまたま家にあった蓄音器で、かつて吹き込まれていた兄の声を聞かせたところ、ニッパーはラッパの前でけげんそうに耳を傾けて、なつかしい主人の声に聞き入っているようでした。
そのニッパーの姿に心を打たれたフランシス氏は早速筆をとって一枚の絵を描き上げました。
そして「His Master’s Voice」つまり”彼のマスターの声”とタイトルをつけたのです。
亡き主人の声を懐かしそうに聞いているニッパーの可憐な姿は、円盤式蓄音器の発明者ベルリナーを感動させ、彼はこの名画をそのまま商標として1900年に登録しました。
それ以来このマークはビクター商品に美しく記され、いろんな会社が「このマークを譲ってくれ!」と100億近い金額を提示してもビクターはこのマークだけは売らなかったそうです。
そんなニッパー陶器置物入荷。
アメリカビンテージ物は年々希少になってきており、現在でも高価取引されています。
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